1990〜2000年代、時代を狂喜させた
伝説の“鬼畜系”サブカル雑誌。
その創刊編集長のちっぽけな栄光と、
ろくでもない死に迫る愛憎ノンフィクション。
関係者取材40人以上、延べ100時間以上のインタビューを経て、
たどり着いたモンスターの真実。
「モラハラの権化」「サディストの化身」「セクハラ鬼畜」。
「強欲の炎」そのものだった男はコアマガジンで英華を極めたが、
遂には自らの炎に燃やし尽くされ、ひっそりと孤独死を迎えた。
彼の人生はいったい何だったのか。
【目次】
第一章 高田馬場のビニ本屋
第二章 「うちの妻を輪姦(まわ)して下さい」
第三章 『BUBKA』創刊
第四章 トップ・オブ・ザ・ワールド
第五章 長い発狂
第六章 宴のあと
第七章 聖地巡礼
樋口毅宏(ひぐち・たけひろ)
1971年、東京都豊島区雑司ヶ谷生まれ。出版社に勤務したのち、2009年『さらば雑司ヶ谷』(新潮社)で小説家デビュー。2011年『民宿雪国』(祥伝社)が山本周五郎賞と山田風太郎賞の候補作となり話題に。著書に『日本のセックス』(双葉社)、『テロルのすべて』(徳間書店)、『二十五の瞳』(文藝春秋)、『タモリ論』(新潮新書)、『ドルフィン・ソングを救え!』(マガジンハウス)、『無法の世界』(KADOKAWA)などがある。
著者:樋口毅宏
発売日:2025年5月24日
ISBN:978-4-909979-80-3
判型・ページ数:四六判・240ぺージ
定価:本体1,800円+税
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