巨人たちが創った「この国のかたち」
ベストセラー『封印された鉄道史』著者の話題作が全面改訂!
小林一三、堤康次郎、五島慶太、渋沢栄一、正力松太郎、田中角栄…
原発、都市計画、百貨店、リゾート、地方開発、
エンタテインメント、旅行ビジネス…etc.
日本人の「夢」を次々かなえた男たちに学ぶ「再生」のヒント
地図に「夢のあと」を遺した男たち
かつての“鉄道王”は、事業欲をみなぎらせ、
想定外の事態が発生しても強引な行動力でねじ伏せてきた。
鉄道業界の混迷は鉄道王の不在によるところも
大きく起因していると考えられる。
本書では、鉄道そのものを取り上げるのではなく、
鉄道王が築いた牙城が、どのような経緯で誕生し、
そして成長してきたのか。
鉄道王の情熱や足跡、そして彼らがつくりあげた
「この国のかたち」を考察しようと試みた。(「はじめに」より)
誰も触れなかった鉄道裏面史
●東京人の渋沢栄一らがつくった関西私鉄
●福島第一原発と堤康次郎
●犬山開発でトヨタ王国に戦いを挑んだ土川元夫
●私鉄推進派の井上馨vs.国有化推進派の井上勝
●原発、正力松太郎、ウォルト・ディズニーを結ぶ「点と線」
●文学青年だった小林一三の執念が生んだ宝塚歌劇団
●読売ジャイアンツの創設にかかわった京成
【目次】
第一章 鉄道王がつくった「この国のかたち」
第二章 鉄道と原発
第三章 鉄道と都市計画
第四章 鉄道と百貨店
第五章 鉄道とリゾート
第六章 鉄道と地方開発
第七章 鉄道とエンタテインメント
第八章 鉄道と旅行ビジネス
小川裕夫(おがわ・ひろお)
1977年、静岡県静岡市生まれ。行政誌編集者を経てフリーランスライター。取材テーマは地方自治、都市計画、内務省、総務省、鉄道。著書に『踏切天国』(秀和システム)、『都電跡を歩く』(祥伝社新書)、『封印された鉄道史』『封印された東京の謎』『封印された鉄道秘史』(彩図社)、『路面電車の謎』『鉄道裏歴史読本』『ライバル駅格差』『私鉄特急の謎』(イースト・プレス)、『東京王』(ぶんか社)、『渋沢栄一と鉄道』(天夢人)、編著に『日本全国路面電車の旅』(平凡社新書)、監修に『都電が走っていた懐かしの東京』(PHP研究所)がある。
著者:小川裕夫
発売日:2024年7月24日
ISBN:978-4-909979-65-0
判型・ページ数:四六判・328ページ
定価:本体1,800円+税
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