菅沼光弘さん『元「日本版CIA」だから書けた 日本核武装試論』

「アジア有事」を生き抜くインテリジェンス

元公安調査庁2部長にして

日本最強の「スパイ」と呼ばれたインテリジェンスが

日本人に贈る「最後のメッセージ」


中国、北朝鮮の核は日本人がつくった!


――「中国、北朝鮮、ロシア」の包囲網から日本が生き残る道は、これしかない!


これが、最強インテリジェンスが見た国際情勢の「リアルな情報」だ!


●ロシア・ウクライナ戦争は「日本有事」である

●「軍拡が戦争を招く」のウソ

●すでに前提が崩れている「非核三原則」

●1964年の東京五輪にぶつけられた中国の原爆実験

●日本の「核報復」を恐れるアメリカ

●GHQが驚嘆した日本の原爆開発レベル

●第9条があっても他国の戦争に巻き込まれる時代

●なぜ、中国は「台湾統一」をアピールし始めたのか

●「南北統一」がアジア有事の発火点となる

●「北朝鮮+アメリカ」vs.「韓国+中国」の時代へ


日本をとりまく状況は、まさに風雲急を告げると表現するにふさわしい。

日本列島の背後には、いま、二つの帝国主義が渦を巻かんとしています。

ひとつはウラジーミル・プーチンの新ロシア帝国主義。

もうひとつは習近平の新中華帝国主義です。

この二つの国とも核保有国だということは忘れてはなりません。

日本も自衛のための核を持つという議論も始まっていいはずです。

その実現には憲法改正以上の高いハードルが待っているでしょう。

本書の読者にも強い抵抗感があるかもしれない。

しかし、あえてその可能性に関して

読者とともに考えてみようと、本書を書きました。(「はじめに」より)


【目次】

第1章 「日本有事」としてのロシア・ウクライナ戦争

第2章 世界は「日本の核保有」を恐れている

第3章 中国、北朝鮮の核は日本がつくった

第4章 誰が日本の核保有を阻んでいるのか

第5章 宗教から読み解くロシア・ウクライナ戦争

第6章 インテリジェンスが見た戦争の「本当の勝者」

第7章 「アジア有事」から日本を守る方法


菅沼光弘(すがぬま・みつひろ)

東京大学法学部卒業後の1959年、公安調査庁入庁。入庁後すぐ、ドイツ・マインツ大学に留学、ドイツ連邦情報局(BND)に派遣され、対外情報機関の実情の調査を行う。帰国後、対外情報活動部門を中心に旧ソ連、北朝鮮、中国の情報収集に35年間従事。対外情報の総責任者である調査第2部長を最後に1995年に退官する。アジア社会経済開発協力会を主催しながら、評論活動を展開。主な著作に『この国を脅かす権力の正体』 (徳間書店)、『日本人が知らない地政学が教えるこの国の針路』(KKベストセラーズ)、『ヤクザと妓生が作った大韓民国』(ビジネス社)、『米中新冷戦時代のアジア新秩序』(三交社)、『元公安調査庁2部長が教える 「統一教会」問題 本当の核心』(秀和システム)などがある。2022年12月、永眠。


著者:菅沼光弘

発売日:2023年6月3日

ISBN:978-4-909979-46-9

判型・ページ数:四六判・256ページ

定価:本体1,600円+税

amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4909979468